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『はじめてのUIデザイン』

  • ページ数:
    256ページ
  • 電子版フォーマット:
    PDF
  • 製本版:
    B5変形・モノクロ(カラー11ページ)
  • 発売日:
    2019年4月8日

読むと身につく「本当の」UIデザイン力!

なぜ、今、UI(ユーザーインターフェイス)デザインの本を出そうと思ったのか。きっかけは2つあります。 1つは、外部で UI デザインの講師を務める中で感じた「UI デザインを体系的に学ぶための本が少ない」という課題感でした。 特に、スマートフォンアプリケーションなどのデジタルプロダクトをデザインするため に必要な基礎知識や考え方がまとまっている本が必要だと感じました。

もう1つは「知り合いで良いUIデザイナーいませんか?」「仕事の依頼はたくさん届くんだけどUIデザイナーの数が足りなくて......」といった周りの声です。 (肌感ですが)UIデザイナーになりたい人が増えてきて、必要とされる場面も増えてきたのに、初学者が学ぶ環境がまだまだ足りていない。 それをどうにかしたい、と思ったのが執筆のきっかけです。

近年、SketchやAdobe XD、Figmaなど、UIを作るツールはとても手に入りやすくなりました。無料で使えるツールもあるので、 環境さえ整えれば今すぐにでもUIを作り始めることができます。 ですが、ツールは単にパーツをレイアウトできるだけで、「どのように全体像を考えるのか」「レイアウトするパーツの使いどころをどのように知るのか」は教えてくれません。

ではそういった内容をどこで学べるかというと、現状はほぼ独学に近い状況と言えます。 インターフェイスデザインの専門書やAppleやGoogleが用意しているガイドラインなど、たしかに手がかりとなる情報はあります。 ですが、昨日今日でUIデザインを学びたい、と思った人に差し出す最初の1歩としては、ちょっとハードルが高いです。 一方でデザインツールと組み合わせやすい練習法としてUIトレースなどもありますが、基本理解がまだない状態でいきなりUIの具体化をおこなうのは少し危険でもあります。

この本は「はじめての」と付いているように、UIデザインを学びたい人を対象に、基本知識や考え方がひととおり身につくことを目指して書かれました。 第一線で活躍されているデザイナーの方々にお声がけをし、みなさんの経験や考え方を交えつつ、各章を執筆していただきました。 ぜひ、プロフェッショナルの生の考えや視点を取り入れてみてください。 最近はUIデザイナーが活躍する領域も拡がっており、特に海外では「プロダクトデザイナー」「デジタルプロダクトデザイナー」と呼ばれることも多くなってきました。 UIデザインだけを勉強すれば万全、ということはありませんが、UIデザインに興味を持ってこの本を手にとったあなたが、 UIデザインの楽しさを原動力に次なるステップに進むことを楽しみにしています。

対象読者

  • UIデザインについて知りたい、勉強したい人
  • UIデザインの経験はあるが、基本から再入門したい人
  • 開発しているアプリ、サービスのUIデザインをしたいエンジニア
  • UIデザインを理解したいディレクター
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製本版はロゴマーク入りの箱入り
ゆうパケットでお届け
発送の際には追跡番号をお知らせします

著者

  • 吉竹 遼

    UIデザインを理解するための基本的な考え方や知識が学べる1冊ができたと思います。 とは言え本に書ける内容は限られますし、読むだけでは身につきません。 この本を読み終えたあなたが、目の前にひろがる大きく素敵な世界への一歩を踏み出してくれたら、書き手としてこれほど嬉しいことはありません。

  • 池田 拓司

    「はじめての」というテーマではありますが、実践的になったと思います。書き進める中で全体の整合性だけではなく、著者の個性を活かすことも重視しました。そのため、1章から読んでも、自分の興味のある章から読んでも良い本だとも感じています。この本がUIデザイナーへの一歩になれば幸いです。

  • 上ノ郷谷 太一

    UIデザインの背景や基本を知り、さらにもう一歩理解を深めて、得られたり持っている知識を活用できるようになる書籍に仕上がったと思います。著者それぞれの経験を言語化した、手法の紹介ではなく実践的な内容なので、初学者に限らずデザインをやってきたひとの手元にあっても心強い存在です。

  • 元山 和之

    新卒のデザイナーやこれからデザインについて学ぼうという方にとって、どういうことを知って学んでおく必要があるのかがわかるリファレンスとして活用していただける本を目指しました。 すでにデザインの経験がある方でも新しい発見があるような内容も盛り込んでいますので、ぜひ手にとって読んでみてください!

  • 宇野 雄

    「もし今自分が初めてUIデザインをするとしたらこんな本が欲しい!」ということを想像しながら書き上げました。 グラフィックソフトの使い方も書いていないし、レイアウトや色の使い方などの基礎にも触れていない。変わりにUIデザインでいちばん大切な考え方をふんだんに詰め込んだ本になっています。著者一同のUIデザインへの思いを、ぜひお手元で感じてください!

  • 坪田 朋

    書籍化すると抽象度が高くなって、内容は理解できるけど実践しにくいという悩みがあったので、ケーススタディとあわせて日頃の施工方法を具体的に記載してみました。この本が少しでも現場デザイナーの方に貢献できたら嬉しいです。