2018年Androidアプリ設計パターン入門が出版されました。出版当時はカンファレンスやブログなどでアーキテクチャについての議論が多数なされていましたが、そこから2,3年たった2020年現在、この議論はある程度落ち着きを見せています。 アーキテクチャについて話題がなくなってきたということは、各現場で当時語られていた任意の設計パターンがすでに導入され、広く浸透しているのでしょうか? 新規事業に関わることが多い仕事柄、いろいろな現場を見て回る機会がありますが、私はそのようには感じていません。
テックリード級のエンジニアがそろっている現場をのぞき、多くの現場ではまだまだ苦労があり、うまく導入できていないように感じています。Androidアプリ設計パターン入門が出版されて以降に立ち上がった新しいプロジェクトでさえ、です。
理想はあれど、チームに導入できない。浸透しない。 そんな課題を解決するため、本書は「アーキテクチャとチーム」にフォーカスを当てました。
2020年現在どういうアーキテクチャを選ぶべきか、どのようにしてチームにアーキテクチャを浸透させるのか。チームの生産性向上につながる一冊です。
製本版はロゴマーク入りの箱入り
ゆうパケットでお届け
発送の際には追跡番号をお知らせします
下記の通り、誤記がありましたので訂正します。
箇所 | 正 | 誤 |
---|---|---|
p.36 | 実装を忘れない | 実装を忘れい |
p.171 | 占めています | 締めています |
スタートアップでAndroidアプリをつくったり、複数のチームにまたがってひとつのAndroidアプリをつくったりしています。気がつけば10年にわたってAndroidアプリ開発を続けていますが、振り返るとプロダクト開発も技術的挑戦、課題解決もそれぞれに楽しんで取り組んできました。本書では、大きな組織でプロダクト開発と技術的挑戦、課題解決の両輪を同時にすすめ、特にアーキテクチャという面でチームと技術を前進させるノウハウを盛り込んでいます。